高速道路上では意味なく駐停車することは基本禁止されています。
一般道に比べればみなスピードが出ていますし危険です。また信号機もまずほとんどない(首都高速など一部を除く)わけですし「止まる」という概念がほとんどない、それが高速道路だと思います。
そこにトラブル発生!
その場で緊急停止してしまってはどうにもなりません。
止まるなと言われても車が動けなければ。
しかし果たして必要な措置はされていたのでしょうか?
止まってしまった直後は危険でいっぱいですし、深夜や雨の日などは視界も悪く発見が遅れます。
上の事故も確か朝方だったとか…。
また大型車両はスピードを出すまで時間がかかりますが、重量もあるので一旦スピードが出てしまうと簡単には停止できないのも当然です。
前方で停止車両があり発見が遅れれば制動できず、よけられなければぶつかってしまいます。
今回の事故は乗用車側が適切な回避措置をとったのかどうか。
少なくともできるだけ道路の左側に車を寄せていたのか、ハザードランプをつけできれば目立つ目印などを後方車両に向けて見えるようにしていたのか。一人なら動転して何もできないこともあるかもしれませんが複数の人が乗っていたならば誰か一人冷静になれる人もいたのではないでしょうか。ただ漫然と車に乗っていただけでは危険は少なくなりません。
また大型車両の側では、前方に対して注意散漫ではなかったか。
運行経路や運転状況に落ち度は無かったか。
積んでいた荷物なのにもよりますが重量に対して制動できるだけの余力がある速度だったのか。
いろいろ考えられますが総じてスピードが出過ぎているケースが多いです。
トラックやタクシーなどの会社では、安全会議も頻繁に行われていますがどれだけ真剣な議論が行われているかは会社によっても違います。
厳しいところはかなり白熱した安全会議になっていますし、漫然としているところは実際にも事故が多いように思います。
今回のこの事故はどちらがどう悪いと言う部分は直接携わっていないので何とも言えませんが、どちらにも防ぐために必要な何かが欠けていたと考えます。
不慮の状況こそ冷静に、冷静になれないなら必ず誰かに助けを求めてしっかりとした判断を仰ぎましょう。
それが警察でもいいし家族でもいい、道路公団でもいいんです。
いまは携帯やスマホでもいろいろ調べられますから。
交通事故の防止や被害拡大を抑制することはちょっとしたことからできるのです。
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